結婚相談所に登録するためには、自分の収入や学歴等を証明するための、各種証明書を準備する必要があります。
全てそろえるとなると、何かと時間と手間がかかってしまい、1~2週間程度かかってしまう場合もあります。
では、どのような書類が必要なのか?
この記事では、結婚相談所登録に必要な書類について、1つ1つ紹介しています。
それぞれの書類の入手方法、書類の提出の仕方についてもあわせて解説しています。
ぜひ参考にしていただき、結婚相談所に入会を決めたときから、事前に準備しておくなどして、登録後、スムーズに活動を開始できるようにしていただければと思います。
【この記事でわかること】
結婚相談所登録にほぼ必須の書類。
結婚相談所登録に必要な書類は、結婚相談所によって多少異なってきたりするのですが、まず、どこでもほぼ必須とも言える、代表的な書類が以下になります。
結婚相談所登録にほぼ必須の書類
- 本人証明書
- 独身証明書
- 収入証明書
- 卒業証明書(学歴証明書)
- 本人写真
- 銀行口座振替依頼書
それぞれの書類は具体的にどのようなものなのか、入手方法はどうすればよいのか。
以下に詳しく解説していきます。
本人証明書
本人証明書として、有効な書類は、具体的には「免許証」、「パスポート」等です。
書類の入手方法は言うまでもありませんね。
なお、顔写真の入っていない「健康保険証」や、個人情報の取り扱いの厳しい「マイナンバーカード」では、受け付けていないところもあるようなので、免許証、パスポート等をお持ちでない方は、事前に結婚相談所に確認しておきましょう。
独身証明書
結婚相談所に入会するために、独身であることはまず大前提です。
そこで、独身であることを公的に証明する「独身証明書」(正式名称は「結婚情報サービス・結婚相談業者提出用証明書」)の提出が義務付けられているわけです。
既婚者や業者が紛れ込んでいると、結婚相談所の信用問題にかかわってきますので、当然と言えますね。
独身証明書の入手方法は以下の通り。
独身証明書入手方法
・本籍地のある役所(市区町村役場)の窓口で申請。
・申請時に、自身を証明する免許証やマイナンバーカード等の身分証明書が必要。
・本籍地が遠方の場合や、申請しに行く暇がない時は、郵送で発行申請することも可能(役所のホームページ等で要確認)。この場合、自治体によっては1~2週間近くかかってしまう場合あり。
・発行手数料は各自治体の役所によって異なり、一般的に150~300円程度。
注意点として、結婚相談所によっては、1~3ヶ月以内に発行されたもの、といったように有効期限が決まっていたりするので、事前に確認しておきましょう。
なお、独身証明書の代替えとして、「戸籍謄本」を可能とする結婚相談所もあるようです。
収入証明書
結婚相手を判断する条件として、年収がどの程度なのかという収入面は、大きな判断材料になります。
特に男性の収入に関しては、大きなポイントになってきますので、当然のように提出が義務化されています。
逆に、女性に関しては、ほとんどの結婚相談所が、提出は必須ではなく、任意となっているようです。
有効な書類は、具体的には「源泉徴収票」、「給与明細書(直近1年分)」、「課税証明書」、「確定申告書の控え」等です。
収入証明書の入手方法は以下の通り。
収入証明書入手方法
・「源泉徴収票」、「給与明細書」は、勤務先の企業にて発行。
・「課税証明書」は、役所の窓口で申請。遠方の場合は郵送で発行申請も可能(役所のホームページ等で要確認)。郵送の場合、各自治体によっては1~2週間近くかかってしまう場合あり。
・「確定申告書の控え」は、税務署に提出した、受給印のある物の控え。
・「課税証明書」は役所で申請する書類なので、300円前後の手数料が発生。
卒業証明書(学歴証明書)
結婚相手を判断する条件として、最終学歴を気にする人もたくさんいます。
そういう意味でも、卒業証明書の提出が義務化されているのは当然納得ですね。
有効な書類は、「卒業証明書」、「卒業証書」、「学位記」等です。
「卒業証明書」をわざわざ新たに取り寄せなくても、「卒業証書」や「学位記」が手元にあれば、それで代用できる結婚相談所がほとんどです。
卒業証明書(学歴証明書)の入手方法は以下の通り。
卒業証明書入手方法
・「卒業証書」、「学位記」は、卒業式にて授与されている物。再発行は不可。
・「卒業証明書」は、卒業した学校で申請。遠方の場合は郵送で発行申請も可能(卒業した学校で要確認)。郵送の場合、1~2週間近くかかってしまう場合あり。
・「卒業証明書」の発行手数料は、だいたい300~500円程度。
本人写真
自分のプロフィールに掲載される写真となるので、非常に重要です。
写真のサイズや、必要な枚数は、各結婚相談所に問い合わせて確認しましょう。
なお、結婚相談所によっては、プロに撮影してもらえる特典が付いている場合もあるので、ぜひ活用しましょう。
特典がなかったとしても、プロを紹介してもらえたり、結婚相談所の中に撮影のスタジオがあったりします。
今後の結果を大きく左右する非常に重要な写真となるので、多少お金はかかってしまうかと思いますが、プロに撮影してもらうことをおすすめします。
銀行口座振替依頼書
結婚相談所の利用料の支払いは、口座引き落としとなっている結婚相談所がほとんどです。
基本的には、結婚相談所側が用意した用紙に記入して、提出する形になるかと思いますが、確認はしておきましょう。
結婚相談所によっては提出を求められる書類。
上記でここまで述べてきた必須書類以外に、結婚相談所によっては提出を求められる書類があります。
以下がその書類になります。
結婚相談所よっては提出を求められる書類
- 在籍証明書
- 資格証明書
それぞれの書類は具体的にどのようなものなのか、入手方法はどうすればよいのか。
以下に詳しく解説していきます。
在籍証明書
ほぼ全ての結婚相談所において、結婚相談所に登録するための条件として、一定の収入のある職業についていることが義務付けられています。
これは男性のみになりますが、定職に就いていない場合は、入会お断り、となってしまいます。
この証明用として、「在籍証明書」(企業によっては「雇用証明書」、「就業証明書」という呼び方もあり)の提出が義務化されている場合があります。
なお、収入証明書と同じで、女性に関しては、ほとんどの結婚相談所が、提出は必須ではなく、任意となっているようです。
在籍証明書の入手方法は以下の通り。
在籍証明書入手方法
・勤務先の企業に申請して発行してもらう。書式は特に決まっていない。
・発行までに、1~2週間近くかかってしまう場合あり。
・手数料の有無は企業による。
この在籍証明書の取得についてですが、結婚相談所で婚活を始めることを会社に知られたくないような人は、会社に申請しづらいことかと思います。
また、申請してから取得までに時間もかかってしまうことでしょう。
そんな人のために、結婚相談所によっては、「社員証」や、「源泉徴収票」でOKのところもあるので、余計な手間を省くためにも、前もって確認しておきましょう。
資格証明書
医師、弁護士、建築士、薬剤師、看護師・・・、といったような、特定の国家資格の必要な職業に就いている方は、これらの資格を証明する証明書の提出が、義務付けられている結婚相談所がほとんどです。
例えば職業が医師とか弁護士で、資格を持っていないのに働いていたら怖いですからね。
職業が医師とか弁護士とか、嘘をついて登録されていてももちろん怖いです。
そういう意味では、提出が義務付けられていてもやむを得ないでしょう。
書類をそろえられない場合の裏技。
書類をそろえていく中で、仕事が忙しいなどの理由で、なかなか書類を取り寄せている暇がなく、すぐに準備できない書類があるようであれば、結婚相談所に相談してみましょう。
上記でもいくつかありましたが、代替え用の書類を提案してくれたり、また、結婚相談所によっては、書類の取り寄せを代行してくれるところもあります。
書類がそろわないと、その分活動開始も遅れてしまいます。
あきらめずに、まず結婚相談所に確認してみると良いでしょう。
そろえた書類の提出の仕方について。
なお、そろえた書類の提出に関しては、ほとんどの結婚相談所がオンライン上で提出できるようになっています。
結婚相談所に登録を申し込んだ時点で、1人1人にオンライン上にマイページが付与されるので、そのマイページに、そろえた書類を1つ1つスマホのカメラ等で撮影して、アップロードしていくだけです。
オンライン上の提出がNGのところは、郵送で提出する、または直接店舗に来店して提出する、のどちらかしかありませんね。
書類がそろうまでは、マイページのプロフィールに写真等がないわけですから、正式な会員として認識されず、活動を開始することもできません。
スタートが遅くなれば、結果が出るのも当然遅れるわけですから、書類がそろった時点でサクっと提出してしまいましょう。
なぜ多くの書類の提出が必要なのか?
結婚相談所が多くの書類の提出を義務付けている理由はたった1つ。
それは、会員1人1人が安心安全にサービスを利用できるようにするためです。
登録時に多くの書類を精査することによって、結果的に、サービスの質、信頼性を保っている、ということに繋げています。
もし、書類の提出が義務化されていなかったら・・・?
もし、多くの書類の提出が、義務化されていなかったら、どうなってしまうのか?
例えば、収入や職業、学歴を偽って、活動する会員が少なからず出てきます。
既婚者にもかかわらず、独身と偽って、活動する会員が少なからず出てきます。
このような会員が少なからずいることによって、信用はガタ落ち。
悪いうわさがたち、会員数は激減、そして結果も出にくくなり、もはや結婚相談所というサービスはうたえなくなっていってしまうことでしょう。
提出書類が多いということは、安心安全の証。
提出書類が多い分、登録時に厳正な審査が行われていて、まずこの時点で会員としてふさわしくない人を排除しています。
そして、審査をクリアした人だけが会員になっているわけですから、虚偽の申請は皆無で、安心感があります。
また、会員の1人1人は、書類をそろえるために手間をかけているわけですから、本気度も高いということも言えます。
では、結婚相談所以外の他のサービスはどうなのか?
例えば、婚活サイト・マッチングアプリでは、登録における証明書等の書類の審査が結婚相談所ほどに厳しくなく、気軽に登録できてしまいます。
婚活パーティーや街コンにおいても、参加時の書類審査のハードルが緩く、気軽に参加できてしまいます。
このように、気軽に登録、参加できるのはもちろん大きなメリットになりますが、虚偽の申請をして登録、参加している人も少なからずいます。
このため、会ってみたら全然違った、騙された、といったようなトラブルも少なからずあるのが現状です。
結婚相談所では、ほとんどの結婚相談所が、たくさんの書類の提出を義務付けているので、安心安全に活動できるわけです。
仮に、結婚相談所なのに必要書類が極端に少ないようだったら、高いお金を払ってまで、登録する意味はありませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここまで、結婚相談所登録に必要な書類について述べてきましたが、簡単にまとめると以下のようになります。
- 本人証明書・・・免許証、パスポート等。
- 独身証明書・・・独身証明書(役所で申請)。
- 収入証明書・・・源泉徴収票、給与明細書(直近1年分)。なければ課税証明書(役所で申請)。
- 卒業証明書・・・卒業証書、学位記等。なければ卒業証明書(卒業した学校で申請)。
- 本人写真・・・本人写真(プロにお願いするとgood)。
- 銀行口座振替依頼書・・・銀行口座振替依頼書(結婚相談所から指定の書類をもらう)。
- 在籍証明書・・・OKなら社員証、源泉徴収票。NGの場合は在籍証明書(勤務先企業で申請)。
- 資格証明書・・・各国家資格証明書。
以上、これらの書類の提出があるからこそ、結婚相談所としてのサービスの質、信頼性が保たれていて、安心安全に活動できる、ということもご理解いただけたのではないか、と思います。
最低限、上記の上から5つ目まで、また、年収が高い職業の人は資格証明書も含めた6つの書類の提出は、確実に義務化されていて欲しいところ。
このうち、1つでも欠けているようなら、結婚相談所としての充分なサービスを得られない、と思ってもいいでしょう。
全ての書類を準備することは多少面倒ですが、適切な申請の仕方、取得の方法を知ることで、手続きがスムーズに進みます。
活動スタートも出遅れずに済むので、ぜひ参考にしていただければと思います。